神奈川県は東京都や静岡県へのアクセスが良く、横浜市や横須賀市、藤沢市といった大都市があるため利便性が高い県として人気があり、移住者も多いという特徴があります。
特に人気のある都市は利便性だけでなく自然と共存しながら生活することができ教育や生活水準の向上に力を入れていることから、生活拠点にすること自体がステータスになることもあります。
その一方で人気がある都市では土地の相場が年々高くなっており、資金計画を立てることすら困難な世帯も出てきているのが現実です。
そこで、神奈川県の魅力や向いている世帯と土地の相場などについて、大東建託株式会社が公開している「街の住みここち&住みたい街ランキング2024<神奈川県版>」をベースに解説したいと思います。
神奈川県へ転居または移住を考えている人は参考にしてください。
神奈川県は、公式ホームページを参照すると、6つのエリアに分けられます。
地区名 |
市町村名 |
横浜地域 |
横浜市 |
川崎地域 |
川崎市 |
横須賀三浦地域 |
横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町 |
県央地域 |
相模原市、厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村 |
湘南地域 |
平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町 |
県西地域 |
小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町 |
気象庁や地理、観光のエリア分けとなると少々違いはありますが、日本で唯一、政令指定都市が3市(横浜市、川崎市、相模原市)ある自治体です。
また世界的な観光スポットも数多くあり、横浜中華街や箱根神社、赤レンガ倉庫、芦ノ湖などは長年日本を代表する観光地として有名で、昨今のアニメブームによって藤子・F・不二雄ミュージアムや湘南も注目を浴びています。
このように神奈川県には日本だけでなく世界中から人が集まる魅力があり、実際に神奈川県に住んでいる人が感じていることについて触れてみることにします。
神奈川県は横浜駅から品川駅までJR上野東京ラインで約20分、成田空港まで約1時間半という立地であることから、東京都内が勤務地である海外への出張が多い人でも暮らしやすく、さらに県内にはJRや京急、小田急など多くの鉄道路線が整備されていることも特徴です。
また横浜駅西口を中心に「横浜駅西口大改造構想」が計画されており、どのエリアからも広場を見渡せるようにすることで繋がりと開放性を重要視した街づくりを目指しています。
2040年を目途に実現することを目指している再開発事業となっていますが、今後も増加する移住者に対応するだけでなく街として国際的立ち位置を高め、最先端の技術が集まるビジネス都市になることが予想されます。
このように神奈川県は人が多く集まるだけでなく、働く人や生活する人がそれぞれ快適に過ごすことができるよう発展し続ける自治体であるといえます。
日本を代表する都市が多い神奈川県ですが、相模湾や江の島などマリンリゾートが盛んなエリアも多く、海を近くに感じながら生活したい人にも向いています。
横浜駅から江の島駅まではJR湘南新宿ライン、JR東海道本線、江ノ島電鉄を利用すれば40分前後で到着することができるため、昼下がりから外出して海を見ながらのんびりすることも可能です。
また海だけでなく、火山活動を観光できる大涌谷や源頼朝ゆかりの神社である鶴岡八幡宮は山間部にあり、緑に囲まれながら散策できるエリアもあります。
横浜市や横須賀市といった大都市に住みながらも、1時間圏内に大自然があるという点も神奈川県が持つ大きな魅力といえます。
都会と田舎がバランスよく共存している神奈川県には良い土地があり、物件情報も充実の一途です。
神奈川県に実際住んでいる人の口コミをベースに、大東建託株式会社は「住みここちランキング」と「住みたい街ランキング」を公開しています。
この章では、神奈川県版の住みここちランキングから1位に選ばれた街とその魅力を紹介します。
各都市の坪単価についても目安としてお伝えする所存です。
1位になったのは横浜市都筑区で、昨年度も1位であることから不動の人気を誇る街となっています。
センター北駅を中心とする港北ニュータウンが開発されたことで商業施設が充実し、交通利便性も高くなっています。
歩行者道と自動車専用道路を分離させ、公園や緑地を結ぶグリーン・マトリックス・システムを導入したことで移動動線の効率化と緑の共存に成功しており、神奈川県内でも郡を抜いて整備された街です。
実際に居住している人は、次のようにコメントしています。
駅からは離れているもののバスが多く都内や横浜へのが良いことがうかがえ、駅周辺には店が揃っていて利便性が高いことがわかります。
住宅街は静かで治安が良く、緑道や公園も整備されておりファミリー層が多い活気あるエリアです。
商業施設や大学病院が近い上に緑豊かな環境でウォーキングも楽しめ、高速インターも近く各方面へのアクセスが便利な立地といえます。
利便性の高さと緑が多くのびのびと暮らせるという特徴があることから、ファミリー層に向いています。
学校も多く子育て環境が整っているほか、緑道や公園があり子ども連れやペットを連れて安全に過ごすことができます。
また治安が良く夜でも安心して歩けますし、バスの路線や病院が多いことから高齢者にも優しい街といえます。
土地の坪単価は100~200万円が相場となっていることから神奈川県の平均といえ、資金計画も立てやすいエリアです。
横浜市都筑区の土地の価格情報については、最新版がご覧になれます。
神奈川県は住みここちの良い街だけでなく、住みたいと思える街がたくさんあります。
そのような環境で住みたいまちランキングで1位になった街とは一体どこなのか、その魅力や向いている世帯、さらに土地の相場についてお伝えします。
移住先の検討や、転勤などで神奈川県の街を知りたい方の参考になれば幸いです。
1位になったのは横浜駅がある横浜市西区です。
品川駅や渋谷駅まで約30分でアクセスできる立地と「ランドマークタワー」や「クイーンズスクエア」、「MARK IS みなとみらい」、「パシフィコ横浜」といった神奈川県を代表する複合施設が人気を集めています。
実際に居住している人は、次のようにコメントしています。
このエリアは各町内に公園があるため子どもが遊びやすい環境で、地域の大きなお祭りなど自治会との交流もあり、住民同士のつながりが強いといえます。
横浜駅が近く買い物施設や飲食店が充実している一方、少し歩けば静かな住宅街もあり、利便性と住みやすさが両立しています。
また、鉄道やバスの路線が多く、都心へのアクセスも良好でありながら豊かな自然と洗練された雰囲気が共存し、大型ショッピングセンターや病院も徒歩圏内で、生活の利便性が高い立地です。
東京都へのアクセスの良さと買い物や多くの体験ができる複合施設の存在から、1人暮らしや核家族、子育てファミリーまで幅広い世帯に向いています。
各町内に公園があり子どもが遊ぶ場所が豊富で、地域の交流イベントもあるため、子育て世帯には特に適していると考えられます。
また横浜駅が近く、買い物や飲食が便利で公共交通機関が充実しているため、仕事や遊びで都心や繁華街にアクセスしやすいことも大きな利点です。
さらに自然環境も整い文化的施設も豊富なので、都会の利便性を享受しながら落ち着いた生活を求める世帯に良い立地となります。
その分、坪単価は神奈川県の平均よりも高く200~400万円が相場となっており、注文住宅を建てることができれば「西区のマイホーム」というステータスを得ることができますが、無理な資金計画は控えたいところです。
利便性の良さと自然に囲まれた生活ができる神奈川県は、より快適な生活を実現するための再開発事業もスタートしており、今後もさらに魅力ある街として発展していくことが予想されます。
国際的にも注目されているエリアや観光スポットがあるため移住者も多く、各都市の特徴を調べた上で生活拠点を検討することが求められます。
そのため今後、神奈川県へ移住することを計画している人は、まず各エリアの魅力と特徴をチェックし、自分らしい生活の実現と資金計画が両立できることを確認することが大切です。
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また、神奈川県で注文住宅を建築される方で、土地情報をお求めの方はリブワークにぜひご相談ください。