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2024.09.09
設備仕様 環境

【2024年版】太陽光発電を福岡県の土地に新築する住宅に導入するメリットとデメリット

太陽光発電を福岡県の土地からの新築住宅に導入するメリットデメリット解説

目次

 

太陽光発電は、光熱費の高騰やエネルギー問題の対策の中心となる設備として注目されており、福岡県でも注文住宅を建てる際に、多くの人が導入を検討し始めていることが伺えます。

初期費用を住宅ローンに組み込める、補助金による支援策があることから、土地を購入して理想の住宅を新築するのであれば、導入のタイミングとしても最適です。

ただし、太陽光発電については、まだ十分に必要とする情報が伝わっていない面もあり、残念ながら費用対効果に見合った発電量を得ていない世帯も少なくありません。

そこで今回は、福岡県で土地を購入し注文住宅を建てる人に向けて、太陽光発電のメリットとデメリットなど、押さえておくべきポイントについてお伝えすることにします。

太陽光発電に興味がある人も、参考にしてください。

住宅用太陽光発電の条件

一般住宅に導入する太陽光発電は、屋根の広さや角度、方角、製品選びなど複数の条件を考慮した上で、発電量が最大になるよう設置することが重要です。

もっとも、工事を依頼する業者選びを間違えてしまうと、性能を十分に活用できず発電量が想定よりかなり下回る、外壁や屋根を傷つけられる、といった問題が発生することもあります。

そのため、太陽光発電を設置する場合は、想定した発電量を確保するための条件やポイントを、押さえておくことをおすすめします。

屋根スペースと方向

太陽光発電は、高性能な太陽光パネルを多く搭載すれば、その分だけ発電量は増える、というシンプルな考え方が基本です。

その基本的な考え方から、屋根の形状がシンプルであれば、太陽光パネルを設置するスペースも十分に確保できます。

太陽光発電を導入する前提で注文住宅を建てるならば、外観、特に屋根の形状について過度にこだわることは避けたいところです。

また設置の方向については、南側に向けることが最も発電効率が高くなりますが、北側に向いてしまうと、十分な発電量は期待できません。

立地や建物自体のデザイン的な条件などもふまえて、なるべく太陽光パネルが南側に向くよう、住宅をプランニングすることが重要になります。

代表的な屋根形状と方向については、以下のような発電イメージとなりますので、参考までにご覧ください。

 

屋根形状

屋根の特徴

西

切妻屋根

2方向に流れる三角屋根

悪い

良い

普通

とても良い

寄棟屋根

4方向に流れる
ピラミッド状の屋根

悪い

良い

普通

とても良い

片流れ屋根

1枚の長方形型屋根で
片方に流れるような形状

とても悪い

とても良い

良い

一番良い

陸屋根

フラットな屋根

悪い

良い

普通

とても良い

発電量を最大化するのであれば、片流れ屋根を南側に向けた住宅デザインが最適といえます。

実績ある業者を選ぶ

太陽光発電の販売・施工業者は、大手から個人経営の工務店まで幅広く、どの業者を選べば良いのか迷ってしまうという声は、非常に多いです。

さらに性能や保証期間、メンテナンスの内容によって販売価格は変わり、各メーカーに詳しい業者でなければ、最適な提案は難しいといえます。

そのため太陽光発電で失敗しないためには、業者選びがもっとも重要なポイントとなりますが、簡単ではないことも確かです。

そのためにも複数の業者を比較検討するわけですが、

  • 見積もりは価格だけで優劣を付けない
  • 施工実績を確認する
  • 補助金の申請実績についてもチェック

といったことを目的にすることをおすすめします。

特に重視すべきポイントは施工実績で、経験の多い業者は各メーカーの特徴に詳しく、補助金の最新情報も把握しているためです。

プランの提案についても、施工事例などを示してくれる業者であれば、ノウハウも十分に得られているといえます。

太陽光発電に適した、福岡県の土地選びと注文住宅の最新プランも、確認しておいてください。

住宅用太陽光発電の条件や屋根のスペースや方向などの条件や業者選びのポイントまとめ

住宅用太陽光発電のメリット

太陽光発電には、さまざまなメリットがあるという、漠然とした情報だけを持っている人も少なくありません。

環境省の「太陽光発電設備の導入意向に関するアンケート調査結果概要(地球環境・国際環境協力 報告書|環境省)」によると、太陽光発電設備を導入したいと思う理由について、

  • 発電された電力を自宅で使用することで電気料金を節約するため

という回答がもっとも多くなっています。

これは高騰が予想される電気料金の削減を、太陽光発電に期待するものと考えます。

電力ありきの現代社会においては、各家庭の電気使用量は増え続けることも予想されるため、自ら電気を創り出して消費する住宅は、価値あるものとなる可能性は高いです。

そこで本章では、あらためて住宅用太陽光発電のメリットについて、お伝えすることにします。

電気代削減

太陽光発電の導入によって電気代の削減を達成する、あるいは年間を通して低減することは、誰もが期待することです。

ただし、初期費用とメンテナンスの費用は避けられず、電気代削減の効果とともに投下した金額の回収も考えなければなりません。

また、不確定ではありますが、将来的には電気代も上がり続けるとなると、損益分岐を明確にした費用対効果を予測するシミュレーションは必須です。

屋根の上に設置することも、台風や豪雨、地震といった天災リスクも高くなっている国内においては、太陽光パネルの劣化だけでなく、破損への保障などのアフターサービスも重要になってきます。

メリットだけに着目されがちですが、10年単位で運用を見直しすることも、今後は必要になってくると考えます。

削減効果を高めるならば、蓄電池との併用がおすすめです。

災害時にライフラインが機能しなくなっても、冷蔵庫やエアコンを稼働させることができるため、最低限の生活レベルを確保できます。

自家消費と売電

電気の消費量は、家族の人数や使用する時間帯、家電や通信機器など電力を必要とする設備やツールの数などによって変わります。

部屋数が多く、個人が各部屋で過ごす時間も増えれば、相対的に消費電力は増え、電気代はアップします。

また、部屋ごとにエアコンなどが設置されていれば、夏場や冬場などフル稼働した場合、節電タイプであったとしても、電気代に目を丸くすることも珍しいことではありません。

太陽光発電によって創り出した電気を自家消費することで、家族のライフスタイルの変化や季節ごとに増加しがちな電気代を、平準化することができます。

好天が続けば、自家消費だけでなく売電に回せるため、売電収益もある程度は見込めるようになります。

ただし売電は、FIT(固定価格買取)制度の下で実施されていますが、売電金額が毎年変わっていることから、自家消費を軸に運用するほうがおすすめです。

ゆえに、太陽光発電のメリットを最大に受けるためには、福岡県の土地と住宅プランを探すことが先決です。

住宅用太陽光発電のメリットは電気代の削減や自家消費と売電など

住宅用太陽光発電のデメリット

太陽光発電を導入するメリットは前述のとおりですが、その一方で、初期費用の負担や天候に左右される発電量など、デメリットもあります。

特に天候による発電量の不確実性については、効果的な対策がないのが現状ですが、どこまで許容できるかを認識、納得した上で導入することが肝心です。

本章では、少しでもデメリットを軽減するために、必要な情報を提供することにします。

導入とメンテナンス費用の負担

太陽光発電の初期費用は発電量によって異なり、一般的には3~7kWになることが多いです。

2023年12月に資源エネルギー庁から、太陽光発電導入にかかる導入費用が公開されており、資料によると27.81万円/kW(太陽光発電について - 経済産業省 p38)という数字が書かれています。

メーカーやグレード(性能や発電効率)によって変化する可能性もありますが、初期費用は大体100万円~200万円を相場と読み取ることができます。

初期費用だけでなく、各設備の保証期間が切れた後のメンテナンスは自己負担です。

特に直流を交流に変換するパワーコンディショナーが壊れてしまうと、発電した電力を使用することができなくなってしまいます。

注文住宅と太陽光発電をセットで検討する際には、メンテナンス費用も含めた資金計画が必要です。

ただし福岡市では、「令和6年度 福岡市住宅用エネルギーシステム導入支援事業(福岡市HPより)」により最大75万円が補助金として助成されます。

それも踏まえて、資金計画を立てることをおすすめします。

天候による発電量の変動

発電量を安定させるためには、光を遮る障害物から太陽光パネルを遠ざける必要があり、立地や周辺環境も重要なポイントになります。

たとえば近隣に高層ビルや電柱が建ち並び、太陽光パネルに影が落ちるようになると、1年を通じて発電量が下がり、初期費用の回収時期も大きく遅れてしまうリスクを抱えます。

太陽の光は一定量であっても、天候や周辺環境によって発電量が安定しないことは避けられず、想定どおりに電気代削減が実現しないことも否定できません。

シミュレーションなどで発電量に不安があるならば、蓄電池を導入して電力を貯めておくことも検討の価値はあります。

また、天候に関しては、地域がら年に数回上陸する台風によって、システムが破損するということも考えられるため、アフターフォローや保障体制についても、ハウスメーカーや販売業者と協議しておくことがおすすめです。

住宅用太陽光発電のデメリットは導入の費用やメンテナンス費用の負担や天候による発電量の変動など

まとめ

福岡県の中心部は大きな山がなく、太陽光発電に向いているエリアといえます。

そのため注文住宅の相談を受ける際には、太陽光発電により発電した電気を使っての電気代削減や、蓄電池を利用して災害に備えるための問い合わせも増加中です。

しかし、太陽光発電による安定した発電量の確保は、地域的な天候の傾向、周辺の建物による日射への影響など、条件次第では難しくなることもあります。

なにより、販売業者(工事業者)を慎重に選ぶことが肝心であり、不安ならばハウスメーカーから紹介してもらうことも、経済的損失のリスクをカバーする手段のひとつです。

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また、福岡県で注文住宅を建築される方で、最新の土地情報をお求めの方はリブワークに、ぜひご相談ください。

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