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2024.07.04
住宅ローン

【2024年版】住宅ローン金利は神奈川県の地方銀行と都市銀行どちらが有利?土地探し前に検証!

2024年の住宅ローン金利は神奈川の地方銀行とメガバンクではどちらが有利か比較検討

目次

 

神奈川県は、東京都内への通勤や通学にアクセスしやすい立地であり、都内ほど地価も高くないことから、注文住宅の新築には適する地域と言えます。

土地探しに関しても、東京都ほど見つかりにくいこともなく、理想的な注文住宅を実現するには最適です。

ただし、住宅ローン選びに関しては、多数の金融機関が存在していることから、サービスの激戦区でもあり、選択に迷う人も多いと考えます。

そこで今回は、神奈川県に本社のある地方銀行と、全国展開する都市銀行とを比較して、住宅ローン選びのヒントとなる情報をお伝えすることにします。

神奈川県の2大主要銀行

神奈川県には、横浜銀行と神奈川銀行の二行が、県内では多くの顧客を抱える地方銀行です。

ゆえに住宅ローンにおいても、優先的に比較検討したい金融機関だと考えます。

実際の住宅ローンの貸出額や金利動向などについて、それぞれ具体的にお伝えします。

横浜銀行

横浜銀行の2023年12月末時点での住宅ローン貸出額は、3兆9224億円です。

この数字から、多くの人が横浜銀行で住宅ローンを契約していることが分かります。

その魅力は住宅ローン金利であり、変動金利では最も低い場合、0.3%とネット銀行と遜色のないレベルです。

この金利は、いくつか条件を満たすことが求められますが、適用されれば余裕を持った返済計画を立てやすくなります。

また固定金利では10年固定で1.425%、25年超35年以内の固定では1.99%が基準金利となっており、金利変動の不安を感じたくない人には、おすすめの金利プランといえます。

神奈川銀行

「かなぎん」でお馴染みの神奈川銀行は、個人への住宅ローンの貸出額は703億円と、横浜銀行とは大きく差がありますが、決して、劣っているラインナップではありません。

あくまでも、中小企業向けに事業用の融資を主軸にしており、神奈川銀行の融資を受けている中小企業に勤めている人であれば、金利の優遇を受けられるなどのメリットがあります。

また、取引状況によっては、住宅ローン金利が最大1.8%の引き下げが可能なため、口座開設済みならば融資の相談はおすすめです。

2024年5月時点での変動金利と固定金利は、以下のようになっています。

金利タイプ

標準金利

最下限金利

変動金利型

2.475%

0.675%

固定金利指定型(期間2年)

2.850%

1.050%

固定金利指定型(期間3年)

2.900%

1.100%

固定金利指定型(期間5年)

3.150%

1.350%

固定金利指定型(期間10年)

3.600%

1.800%

なお最下限金利については、「ベストセレクトプラス」というプランを前提にいくつかの条件をクリアすることが求められます。

まずは、神奈川県の土地探しと情報収集からスタートすることが賢明です。

神奈川県の横浜銀行と神奈川銀行の住宅ローンの金利など比較

土地探しとつなぎ融資

注文住宅の新築においては、一般的には前述したように、土地探しからのスタートとなります。

支払い方法に関しても、土地と建物とでは全く異なります。

そもそも住宅ローンは、完成した建物を担保に融資が実行される性質の金融商品のため、土地の購入には利用できません。

ところが現金一括購入もハードルが高いことから、金融機関では「つなぎ融資」という、土地と建物をセットにして融資するしくみを用意しています。

ここでは、つなぎ融資に関して、そのしくみと先般発表されたマイナス金利解除の影響について、お伝えすることにします。

つなぎ融資のしくみ

つなぎ融資のしくみについては軽く触れましたが、その目的は、住宅ローンの支払いがスタートする前に発生する、

  • 土地購入
  • 着工
  • 上棟

のタイミングでの支払いに対応することです。

つまり、つなぎ融資と住宅ローンは別の融資で、自己資金で上記の支払いをすべてカバーできるのならば、つなぎ融資の必要はありません。

つなぎ融資は、自己資金が不足する場合においては、非常に有用な融資ですが、一般的には住宅ローンよりも金利は高くなる傾向です。

また、つなぎ融資の返済方法やタイミングを確認する上でも、金融機関への相談は早めに行うことが望ましいと言えます。

マイナス金利解除の影響

マイナス金利は日銀の景気対策の一つとして発表され、2016年2月から8年間、継続されてきました。

この対策によって金融機関は、日銀に預ける資金を融資という形で市場に流出するようになり、結果として低金利での住宅ローンを実現しています。

しかし、アフターコロナで景気回復と賃金上昇の兆しがあると日銀が判断した結果、マイナス金利解除が宣言されています。

つまり、今後の住宅ローンは、これまでのように低金利を維持することなく、段階的に上昇することも考えられ、金利タイプの選択がより重要です。

まだ、金融機関同士が、金利の上昇をけん制し合っているか、目立った動きはありませんが、金利動向は少なからずチェックしておくことをおすすめします。

土地探しやつなぎ融資の仕組みやマイナス金利解除の影響などまとめ

都市銀行と金利比較

神奈川県ではメガバンクと言われる都市銀行も店舗を展開しており、横浜銀行や神奈川銀行も含めて住宅ローンの顧客獲得の競争が激しい地域です。

地元を基盤とした地方銀行と都市銀行の金利差は、住宅ローンを選択する上では、特に重要な判断材料となります。

そこで都市銀行の「三菱UFJ銀行」、「みずほ銀行」、「三井住友銀行」についても比較できるよう、金利情報をお伝えすることにします。

変動金利

変動金利は半年に一度のペースで金利が見直され、景況次第では金利の上昇というリスクを抱えます。

ゆえに、相対的に固定金利より低い金利です。

2024年5月時点では、マイナス金利解除でも金利上昇は目立っていないため、都市銀行も積極的に推奨しています。

なお三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行のいずれも、変動金利は全て2.475%という標準金利(基準金利)を設定しており、個人の属性によって実行金利が決まります。

つまり金利の割引幅が各銀行でどう反映されるか、これが選択のカギです。

固定金利

三行の固定金利は、2024年5月時点では以下のようになっており、固定期間によって大きく変わっています。

【三菱UFJ銀行】

金利タイプ

標準金利

固定3年

3.54%

固定10年

3.84%

固定20年

5.62%

全期間固定21~25年(適用金利)

1.63%~1.71%

全期間固定26~30年(適用金利)

1.73%~1.81%

全期間固定31~35年(適用金利)

1.79%~1.87%

【みずほ銀行】

金利タイプ

標準金利

固定2年

3.05%

固定3年

3.15%

固定5年

3.20%

固定7年

3.45%

固定10年

3.60%

固定15年

4.10%

固定20年

4.25%

全期間固定11~15年

2.14%

全期間固定16~20年

2.26%

全期間固定21~25年

2.35%

全期間固定26~30年

2.41%

全期間固定31~35年

2.45%

【三井住友銀行】

金利タイプ

標準金利

固定5年

3.75%

固定10年

4.00%

固定15年

4.36%

固定20年

4.55%

上記のように、変動金利よりも金利は相対的に高いです。

総支払額は増えてしまいますが、金利が固定されるため、日銀の金利についての影響を受けにくい、あるいは全く受けない安心感があります。

変動金利のように半年に一度の金利見直しが気になるようでしたら、固定金利から最適なプランを選ぶ考え方もひとつの方法です。

支払い例を知りたい場合は、土地情報と住宅プランのセットで表示されるサイトが、非常に参考になります。

都市銀行メガバンクと神奈川銀行と横浜銀行の変動金利と固定金利の比較まとめ

住宅ローンはどちらが有利か

地方銀行と都市銀行では、どちらの住宅ローンに優位性があるのか、悩みだすとキリがなく時間だけが過ぎていきます。

どちらにもメリットがありますが、軸となる判断材料を決めていなければ、決断はできません。

金利なのか、融資額なのか、返済プランの柔軟性なのか、それぞれの事情や考え方をまとめておくことが必要です。

それを踏まえて、この章では地方銀行と都市銀行のメリットについて、お伝えすることにします。

地方銀行のメリット

地方銀行は地域密着型の金融機関が多く、神奈川県内で土地探しからスタートするならば、口座を開設している銀行が相談しやすいことは確かです。

取引があるだけで金利優遇の可能性はありますし、「かなぎん」のように地元で働く人へのサポートが手厚いという特典も受けられます。

また、住宅ローンだけでなく、教育や自動車関連のローン、保険や資産形成まで一括して管理ができます。

万一、事情が変わって返済に支障が出るような状況となった場合でも、すぐに対面でのプラン変更の相談ができるなど、リスク対応も万全です。

都市銀行のメリット

都市銀行は、地方銀行での住宅ローン審査が残念な結果となっても、希望する借入額や返済比率などの条件次第では融資が可能となるケースも珍しくありません。

本記事で挙げた三行は、年収300万円から審査の申し込み対象としています。

さらに正規雇用である、勤続1年以上であるといった申込者の属性について、最低限の基準がありますが、ネット銀行では何となく不安を覚える場合は、都市銀行で審査を受けてみるとよいです。

対応力と提案力の高い担当者がたくさんいることも都市銀行の強みであり、気になるのであれば、資料請求や相談から始めてみることもおすすめです。

地方銀行と都市銀行メガバンクのメリットまとめ

まとめ

神奈川県は都内勤務者にも人気のベッドタウンでもあります。

土地探しにおいても都内と比較して割安で手に入ることから、積極的に住宅ローンの融資を提供している金融機関も多いです。

注文住宅では、自己資金が不足すれば「つなぎ融資」を必要とするため、返済計画は少し複雑になります。

そこで早い段階で、金利の動向をチェックしながらハウスメーカーや金融機関に、返済プランを相談することが重要といえます。

神奈川県での土地探しはリブワークのe土地netにお任せください。

また、神奈川県で注文住宅を建築予定で、土地情報をお求めの方は、リブワークにぜひご相談ください。

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