熊本県に限らず、土地探しにおいて面積は、非常に重要なポイントです。
建ぺい率や容積率との兼ね合いもありますが、一般的には土地が広ければ、希望する住宅プランを実現しやすくなります。
しかし、都市部の沿線や駅近となる立地では、そもそも狭い土地が多く、さらに建築制限によって希望する建物プランが実現できないことも考えられます。
そのため、狭い土地を有効活用するには、
中でも、平屋人気が高まっていることから、この記事ではロフト付きの平屋を例に挙げながら、ロフトのある間取りについて解説することにします。
狭い敷地に住宅を新築すると言えば、2階建てまたは3階建ての狭小住宅をイメージされる方は多いです。
一方で、今回の主テーマである平屋は、広い敷地が必要ではないのかという、イメージが一般的な声としてもよく聞かれます。
そのような中で核家族化や暮らしの多様化、さらには建築資材の高騰といった、さまざまな要因から、狭い敷地でコンパクトな平屋が熊本県内でも注目され始めています。
コンパクトな間取りでも、快適な住環境を実現するためには、注文住宅でのロフト付き平屋が最適です。
土地探しの段階で、予算的に狭い敷地しか選べない場合は、2階建てや3階建ての住宅という選択肢もありますが、熊本県内でもエリアによっては、建築制限によって自由にデザインできないことも考えられます。
高さや容積率、さらには建ぺい率との兼ね合いで、2階建てすら難しい場合は、ロフト付きの平屋も検討の価値はあります。
ロフトの活用次第では、2階建てにも劣らない室内の解放感も実現可能ですし、収納不足の解消も可能です。
ロフト部分に、普段は使う頻度が少ない日用品や消耗品、季節ものの家電、衣服、趣味やスポーツ用品などを収納することができます。
収納だけでなく、臨時の作業部屋、趣味を楽しむスペースと多目的に使用できる点は、多様性ある暮らしを理想とする世帯にはピッタリです。
参考までにお伝えしますが、水平床面積の半分以下かつ高さが1.4m以下であれば固定資産税として算出されないスペースとなります。
ゆえに、納税額が増えることなく、スペースを拡大できるメリットもあります。
e間取りプラン(e間取り参考プラン)では、さまざまな間取りを公開していますが、その中でも下記の間取りは、狭い敷地であっても、快適な住環境を実現できているデザインです。
この間取りは約20坪の3LDKとなっており、各部屋に収納もしくはウォークインクローゼットがあります。
階段部分とロフト全体を収納として扱い、その結果、余計な収納スペースがないスッキリしたデザインのリビングとなっています。
リビングに収納スペースはありませんが、エントランスから各部屋までの動線が効率化されており、家族全員が快適に暮らすことができる間取りです。
この間取りだと、3人家族を想定していますが、ロフトの活用は平屋の居住空間を広く保つためのコツといえます。
ロフト付きの平屋にふさわしい熊本県の土地情報を検索した上で、相談に訪れるとスムーズに対応できます。
ロフトは収納をはじめ、多目的なスペースとして非常に使い勝手のよい空間です。
ただし、ロフトの設置については、
について、いくつか注意点があります。
この章で詳しく解説しますので、参考にしてください。
ロフトは建築基準法第92条における「屋上に設ける階段室からのみ出入りする小屋裏物置等の取扱い」で、次のように定義付けされています。
これらの定義を要約すると、ロフトのポイントは、
ということが見えてきます。
実際には、ハウスメーカーの設計担当者や建築士によって、図面上でチェックが行われます。
ゆえに、知識として知っておくは必須ではありませんが、ロフトの設置にも条件があり、その広さにも限りがあることだけは覚えておくとよいです。
建築基準法では、採光や換気のための間口が床面積の1/20を超えてしまうと、床面積に参入されると規定されています。
ロフトを固定資産の対象としない空間として扱う場合は、床面積の1/20以下にする必要があります。
ゆえに一般的にロフトは、他の部屋と違って、日当たりと風通しが悪く、熱もこもりやすい空間になりやすく、設計段階でハウスメーカーの技術、あるいはノウハウがカギです。
このようなデメリットがあることを理解した上でロフトを設置するならば、実生活においても一般的なカビやダニの対策の実行をおすすめします。
採光と換気は、季節変動がある限りは想定通りにならないこともあり、ロフトに対しての日常の清掃などのポイントを、ハウスメーカーからレクチャーを受けると良いです。
熊本県のマイホーム購入者のための土地情報では、住宅プランも同時に参照できるため、間取りの参考にしてください。
ロフトの階段には、はしごとボックス階段があり、はしごが一般的には多いです。
はしごは取り外し可能、スペースを取らない、階段よりも安価というメリットがあります。
一方、ボックス階段はスペースを取る構造物となりますが、階段下に収納を設けられる、はしごよりも安全に昇降することができるという点が特徴です。
ロフトの設置にもよりますが、はしごと階段の選択によって間取りのイメージが大きく変わります。
ちなみに、ロフトの昇降においては固定階段を認めない自治体もありますが、熊本県においては、固定階段とする場合、
といった条件をクリアすることで設置可能です。(熊本市建築基準法取扱)
ロフトは、生活に必要なスペースを確保するための手段ですが、インターネットでは、さまざまな活用方法を得ることができます。
そこで、ロフトの代表的な活用方法である、
について少し具体的に解説することにします。
ロフトの最も多い活用方法としては、収納として使われることです。
たとえば除湿器や加湿器、コタツ、温風ヒーターに扇風機といった季節限定の家電を保管する場所として、真っ先にイメージされます。
季節物の家電だけでなく、衣類用の収納ボックスを置いておけば衣替えもやりやすく、学用品、スポーツ用具、書籍類などの保管場所としても向いています。
ロフトは少し閉鎖的な静かな空間にもなりやすいため、何か集中して作業する場所としての活用方法も多いです。
ゆえに、書斎を前提としても読書目的であれば電子書籍、簡単な事務作業はタブレットや小さいサイズのノートパソコンを置く程度にして、ゆったり使うスタイルが増えています。
集中できる空間を活かすという意味では、書斎以外にも趣味やコレクションのスペースとしてもおすすめです。
ただし、ロフトはテレビやエアコンを設置することができず、コンセントも1箇所のみと定められています。
そのため、ゲームならば壁をスクリーンに見立ててプレイする、コレクションならケースや棚を置いて飾るという使い方ができます。
子どもにとってロフトは、秘密基地のような空間として接しやすいため、遊び場にはうってつけです。
さらにおもちゃを広げてもリビングと違って散乱しにくいことから、片付けもしやすいというメリットもあります。
ただし、熱がこもりやすい上に、エアコンが設置できないスペースのため、熱中症や脱水症状には十分に気を配る必要があります。
注文住宅の新築においては予算の都合上、土地探しにおいては、広さを十分に確保できないことも珍しいことではありません。
そのような状況では、平屋とロフトを組み合わせた間取りが、選択肢の一つとしておすすめです。
コンパクトながら、ロフトによって収納不足を解消することもできますし、書斎や趣味の部屋としても十分に機能します。
ライフスタイルに合わせて、多目的に使える強みがあります。
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