福岡県で土地の購入と注文住宅新築を検討するにあたって、数年経っても行動に移せない人は少なくありません。
その一方で、わずか1~2ヶ月で理想の土地を、ハウスメーカーや不動産業者と契約できるラッキーなケースもあります。
注文住宅は引き渡しまで1年以上ということも珍しくないため、少しずつでも行動に移すことがおすすめです。
令和5年の地価公示を参照すると、福岡県の住宅地の変動率は4.2%(注1)と高い上昇率となっていることから、先延ばしは土地の購入価格に影響します。
そこで、この記事では土地を買って注文住宅を建てる際に、決断できない理由について解説します。
これから注文住宅の建築を検討する人は、是非参考にしてください。
時計や車においては、理想のものを買える可能性は、比較的高いものです。
ところが不動産、特に注文住宅では設計段階の時点で、「全ての希望を入れ込むのは難しいかもしれない・・・」と直感することのほうが多いと言っても過言ではありません。
仮に全ての理想を詰め込んだとしても、ほぼ予算オーバーという現実を突きつけられます。
夫婦間や家族の意見を盛り込んで設計した注文住宅が、結果として予算オーバーとなると、今度は、どこを妥協するかという点で悩むことになります。
もしくは予算を積み上げる方法を考えるなど、資金計画にも影響してくることもあるわけです。
このことから、100%の満足度を求めるのは、現実的ではありません。
ゆえに優先順位をつけることが、設計段階でのやるべきことと言えます。
福岡県での土地探しや注文住宅の新築は、駅近や高級住宅街、ハザードマップにかからない場所など、人気のエリアだけに固執することは、できれば避けたいところです。
なぜなら、そのようなエリアは街がすでに完成していることが多く、土地の公開数が極端に少ないというデメリットがあります。
また、公開されたとしても他のエリアに比べて土地の価格は高く、その価格をベースに資金計画を組むことになります。
人気エリアに限定することは、供給数が少ない中で多くのライバルと取り合うことになるため、購入のキモとなるのは、
などが揃っていなければ、かなり難しい状況です。
競合が多い中での土地探しは、購入意欲やモチベーションを徐々に低下させるだけでなく、マイホームでの新生活すらも先延ばしとなる原因のひとつでもあります。
土地だけでなく、住宅についても要望が多い場合、予算とのバランスが取れないことは、すでにお伝えしたとおりです。
予算オーバーを、どこかで調整するならば、
ことが一般的です。
このような調整なしに折り合いをつけることは、かなり難しいといえます。
また、ローコスト住宅を選ぶことで、サイズと設備や資材の問題はクリアできる可能性は高くなりますが、保証や品質面で不安が残ります。
ここで新たな懸念は、これまで検討してきた注文住宅とローコスト住宅を徹底比較するあまり、次第に何が重要か分からなくなる事態に陥ることです。
理想の住まいという本質を見失い、ただ、予算問題をクリアすることに目的がすり替わることは、後悔の要因となります。
このような悪循環を避けるためにも、何を重要視するのか、優先順位の高い項目をクリアできる注文住宅を検討することをおすすめします。
プロのアドバイスが打開策となるため、積極的に相談すると良いです。
福岡県を問わず、注文住宅を新築する際に、建築主の多くは住宅ローンを利用しています。
土地を先に購入するとなると、厳密には「つなぎ融資」になりますが、人生で初めて何千万円という「借金」を負うことになるわけです。
また、円安や金利上昇のリスクが懸念されている現状においては、将来の返済に、一層強い不安を抱えることも想像に難くありません。
そのため、住宅ローンを組むことに抵抗があり、その結果、注文住宅の計画を進められないケースもあり得ます。
フラット35を提供している住宅金融支援機構の「2022年度フラット35利用者調査結果」によると、注文住宅を建築する際の融資金は、全国平均で2,967万円(※注2)となっています。
土地を合わせた「つなぎ融資」の場合にはさらに増えることになります。
その一方で、金融機関が審査に利用するCICによると、借金の平均額は1人あたり64.6万円(※注3)となることから、住宅ローンの借入額はこれまで経験したことがない額になるわけです。
現実として、借金をせずに注文住宅の新築を進めることは難しく、自己資金のみでは計画が頓挫してしまう可能性が高いといえます。
そこで、ファイナンシャルプランナーにライフプランの作成を依頼し、収支と支出のシミュレーションを実施することで、年単位での返済を見えるようにすることをおすすめします。
返済計画を明確にすることで、将来の不安をある程度払拭することが可能です。
危機的な状況に陥ったときの対処法なども、ファイナンシャルプランナーから助言をもらっておくと、より安心できます。
コロナショックや日米の金利格差による固定金利の上昇などで、福岡県の人気エリアに土地を購入して注文住宅を新築することには、確かにハードルの高い状況です。
同時に、多くの不安要素を抱えることになります。
特に、自身や配偶者の収入が、悪い方向へ変化する可能性もあるため、住宅ローンを組む決断がし難くなっていることは、誰もが理解できます。
このような不確定で漠然とした不安は、何かのタイミングやきっかけで解消されるものではありません。
会社員であれば、収入の種類を増やすことも検討すべきです。
同時に、支出についても見直すことも効果があります。
しかしながら、注文住宅を新築するのであれば、どこかで決断するしかありません。
そのためにも、ファイナンシャルプランナーや金融機関の担当者に相談し、いま借入すべきかどうかについて、しっかりと助言を求めることをおすすめします。
注文住宅の新築を決断できない理由には、世帯の事情も大きく影響します。
仕事柄転勤や長期出張が多ければ、エリア選びも難航します。
さらに子どもの教育的な観点から、通学させたい学校があれば、やはり近隣のエリアを選びたくなるものです。
将来、子どもが独立して家を出ることを前提とすれば、オーソドックスな2階建てよりは、コンパクトな平屋でも良いのではないかと、考え方も変わります。
世帯が抱える事情は、世帯ごとに異なるため、家族の中で解消しなければ、注文住宅の新築を決断することは、非常に難しいと言えます。
転勤や長期出張が多い仕事は、生活拠点を転々とすることになるため、福岡県内でも土地を購入するエリアが決めにくくなります。
さらに、転勤や長期出張では、単身赴任と家族同伴のパターンがあり、それぞれでさらに事情が異なってきます。
家族同伴なら、ほぼ、注文住宅の計画は保留にせざるを得ません。
また、そもそも注文住宅を新築して家族と一緒に新しい生活をスタートしたにも関わらず、建築主が家を留守にしがちという状況に、セキュリティや日常のメンテナンスの面で不安を覚える家族もいます。
このように、仕事の都合が決断できない理由になることは多いものです。
立地に関しては通勤時間短縮を願う夫、時間の自由が効くテレワーカーの妻はハウスメーカーや建築業者を選定、といった役割分担があれば理想的です。
ところが、注文住宅のマジックとでも言うべきか、実際には土地と建物に関して、それぞれにお互い理想を持つケースがほとんどで、どこかで衝突することもあります。
やはりスタートの段階で、要望をまとめておくことがおすすめです。
1案だけでなく、理想に限りなく近いプランと最低限の要望を満たすプランを持っておくと、その後の決定事項についての話し合いはスムーズになります。
稀に、お互いの主張を曲げず、意見が相違したまま計画を進めてしまう世帯もありますが、大体、予算オーバーという現実を知ることで落ち着きます。
このような状況では、土地やハウスメーカーを巡っても、プランが定まっていない限りは、何も進まず時間が過ぎるのみです。
注文住宅に夢を乗せることは悪いことではありませんが、100%満足する結果だけを追い求めると、計画が進まなくなることが現実です。
また、住宅ローンの返済に重圧を感じて、不安を残したままの状態で進めることも、あまり良い方向とは言えません。
こうした悩みは、誰もが抱えやすいこともあって、ハウスメーカーや不動産業者は、解決のノウハウを持っています。
ファイナンシャルプランナーによる返済のシミュレーションは、かなり具体的な部分まで踏み込むため、参考にしやすいです。
福岡県で不安なく土地探しをするなら、リブワークのe土地netにお任せください。
また、福岡県で注文住宅を建築予定で、不安解消のノウハウをお求めの方はリブワークに、ぜひご相談ください。